ヘッジ計算機
この計算機の使い方
すでに入れたベットの反対側にヘッジをかけて、利益を確定させましょう。元のベットの内容とヘッジオッズを入力すると、ヘッジに必要なベット額と確定する払戻金が正確にわかります。
ヘッジしたい、すでに入れたベットのベット額とオッズを入力します。
ヘッジに使う反対側の結果について、現在のオッズを入力します。
表示されたヘッジ額どおりにベットすれば、結果に関係なく利益が確定します。
ヘッジベットとは?
ヘッジベット とは、すでにあるベットと反対の結果に2つ目のベットを入れて、利益を確定させたり、損失を最小限に抑えたりすることです。元のベットの価値が上がったときによく使われます。
たとえば、シーズン前に高いオッズで優勝予想にベットしたチームが決勝まで勝ち進んだ場合、ヘッジすれば決勝でどちらが勝っても利益を確定できます。
ヘッジ額 = (ベット額 × 元のオッズ) / ヘッジオッズヘッジのシナリオ早見表(元のベット額$100)
元のオッズとヘッジオッズの組み合わせによって確定利益がどう変わるかを、代表的なシナリオで示しています。
| 元のオッズ | ヘッジオッズ | ヘッジ額 | 元のベットが的中した場合 | 確定利益 |
|---|---|---|---|---|
| +200 (3.00) | -150 (1.67) | $179.64 | $20.36 | $20.36 |
| +300 (4.00) | -110 (1.91) | $209.42 | $90.58 | $90.58 |
| +500 (6.00) | -200 (1.50) | $400.00 | $100.00 | $100.00 |
| +1000 (11.00) | -150 (1.67) | $658.68 | $241.32 | $241.32 |
| +150 (2.50) | -120 (1.83) | $136.61 | $13.39 | $13.39 |
ヘッジ計算の具体例
シーズン前に オッズ+200(3.00)のチームAに$100 をベットしました。チームAは今、決勝に進出しています。ここでチームBにベットしてヘッジできます。チームBのオッズは -150 (1.67).
ヘッジすべきタイミング
ヘッジが数学的に理にかなうのは、いくつかの限られた状況です。最もわかりやすいのは、価値が大きく上がったアウトライト(優勝予想)のベットです。シーズン前にあるチームの優勝に+2500で$100をベットし、そのチームが決勝に進んだとすれば、ポジションの価値は支払った額をはるかに上回っています。ヘッジすれば、大穴として始まったポジションから実際の利益を確定できます。
最もよくあるヘッジの場面は、最後の1つの選択を残して的中が続いているパーレーです。払戻金$2,000の5つの選択のパーレーがあり、最後の試合がもうすぐ始まるとします。終わった4つの選択はすでに的中しているので、残るリスクは最後の結果だけです。最後の選択の反対側にヘッジすれば、結果に関係なく払戻金を確保できます。
ライブベッティング中に、オッズが自分に有利な方向へ大きく動いたときもヘッジが有効です。+300でアンダードッグにベットし、そのチームが序盤に2ポゼッション差のリードを奪えば、ライブのラインが逆転して-150になることもあります。この変動は、すぐに確保できる実際の価値です。
では、ヘッジすべきでないのはどんなときでしょうか。ベットをそのままにした場合の期待値が、ヘッジで確定する利益を大きく上回るときです。元のベットが現在のラインでもまだ+EVなら、ヘッジは目先の確実性のために長期的な利益を犠牲にすることになります。ヘッジはリスク管理の手段であって、利益を最大化する手段ではありません。本気のベッターがヘッジするのは大きくなりすぎたポジションを守るためで、分散をすべて消すためではありません。
3つのヘッジ戦略
どちらが勝っても同じ金額を確定させる方法です。どの結果でも利益が同じになるようにヘッジ額を計算します。確実性を重視したいときや、どちらが勝つか強い見立てがないときに使います。
元のベットが外れたときにベット額を取り戻せるだけの額をヘッジし、元のベットが的中したときの利益はまるごと残す方法です。ヘッジ額が小さいので損失のリスクはありませんが、利益も確定しません。元の予想がまだ当たる可能性が高いと考えていて、全額を失う可能性だけはなくしたいときに向いています。
ヘッジは必要最小限にとどめ、元のベット側の利益をできるだけ多く残す戦略です。ヘッジ側が的中した場合は、払戻金が小さく(またはわずかな損失に)なることを受け入れます。元のベットの期待値がまだプラスで、悪い結果に対して部分的な保険だけかけたいときに使います。
それぞれの戦略には異なる目的があります。均等利益は、確実にお金を確定させたいときに。損益分岐は、上振れの余地を残しつつ損失のリスクをなくしたいときに。元のベット優先は、元のポジションにまだ自信があるものの、保険をかけておきたいベッターに向いています。どれを選ぶかは、元のベットへの自信と、どこまで分散を受け入れられるかで決まります。
キャッシュアウトとヘッジの比較
大手ブックメーカーの多くは、ベットを早めに精算できるキャッシュアウトボタンを用意しています。便利ではありますが、手動でヘッジするより条件が悪いことがほとんどです。ブックメーカーはベットの現在価値を計算し、そこからマージンを差し引いた額を提示します。そのマージンは、一般的にベットの本来の価値の5〜15%です。
手動のヘッジとは、別のブックメーカーで反対の結果にベットすることです。割り引かれたキャッシュアウト価格ではなく実際の市場オッズでベットできるので、元のポジションで得た価値をより多く手元に残せます。別のブックメーカーを開いてヘッジする手間は、ある程度のベット額ならほぼ確実に見合います。
具体例を見てみましょう。+500で$100をベットしたチームが、今は本命になっているとします。想定払戻金は$600で、ブックメーカーは$380のキャッシュアウトを提示しています。代わりに別のブックメーカーで手動ヘッジしようと探すと、相手チームのオッズが+180で見つかりました。相手チームに$214をベットすれば、結果に応じて約$385〜$386が確定します。同じポジションから、キャッシュアウトより$5〜$6多く受け取れるわけです。
キャッシュアウトでも構わないのは、次のような場合です。ベット額が小さく金額の差が問題にならないとき、別のブックメーカーでヘッジできるマーケットが見つからないとき、ライブでオッズが速く動いていてタイミングが重要なときです。
キャッシュアウトは、ブックメーカーがポジションを市場価格より安く買い取ろうとする提案です。手動のヘッジは、そのポジションを市場価格で売ることです。差額が数ドルを超えるベットなら、手動でヘッジしましょう。
3択以上のベットをヘッジする
一般的なヘッジ計算機は、元のベットが勝つか負けるかの2通りの結果を前提にしています。しかし結果が3通り以上あるマーケットもあり、それをヘッジするには、最初にベットしなかったすべての結果をカバーする必要があります。
3択のヘッジが最も多いのはサッカーです。試合は勝ち、負け、引き分けのいずれかで終わるからです。ホームチームの勝利にベットしていて完全にヘッジしたい場合は、引き分けとアウェイチームにそれぞれベットする必要があります。目的は2択のヘッジと同じですが、ヘッジ資金を1つではなく2つの結果に分けるため、計算が変わります。
具体例です。ホームチームに+250で$100をベットしました(想定払戻金$350)。ヘッジ先を探すと、引き分けが+230、アウェイチームが+180でした。引き分けに$76、アウェイチームに$89をベットすると、総支出は$265(元の$100+ヘッジ$165)です。ホームが勝てば$350、引き分けなら$250.80、アウェイが勝てば$249.20が戻ります。引き分けとアウェイ勝利の場合は約$15のわずかな損失に抑えつつ、元の予想が当たれば差し引き$85の利益を得られます。
4択のヘッジは、ゴルフやマーチ・マッドネスのアウトライトなど、トーナメントや優勝予想のマーケットで使います。トーナメントの優勝予想である選手にベットしていて終盤にヘッジしたい場合、残っている2〜3人の競技者をカバーする必要があるかもしれません。カバーする結果が多いほどヘッジのコストが利益を削るので、3択以上のヘッジは元のベットの価値が大きく上がっているときに最も効果を発揮します。
フリーベットとボーナスベットでのヘッジ
フリーベットやボーナスベットでは、ヘッジの計算が1点だけ大きく変わります。フリーベットが的中しても、受け取れるのは利益だけで、ベット額は戻ってきません。+300で$50のフリーベットが的中した場合、受け取れるのは合計$200ではなく利益の$150です。つまりフリーベットの実質的な価値は常に額面より低く、そこから確実に現金を引き出す最も確かな方法がヘッジです。
最適な戦略は、フリーベットを大穴(オッズは高いほど良い)に使い、反対側を現金でヘッジすることです。フリーベット側のオッズが高いほど想定払戻金が大きくなり、確定できる利益に対して必要な現金のヘッジ額が少なくて済みます。たとえば、+300のアンダードッグに$50のフリーベットを使うとします。的中すれば$150の利益です。次に反対側を-150で、現金$90でヘッジします。本命が勝てば、ヘッジから$60の利益を受け取れます。結果を整理すると、フリーベットが的中した場合は$150から$90を引いて$60の利益。本命が勝った場合は$60から$0を引いて(フリーベットの負担はゼロ)$60の利益。どちらになっても、$50のフリーベットを$60の確実な現金に換えられます。
$50のフリーベットで$60なら換金率は120%で、これは異例の高さです。実際には、見つけられるオッズにもよりますが、換金率は70〜80%が目安です。重要な要素は、フリーベットのオッズ(高いほど良い)、ヘッジオッズ(差が小さいほど有利)、フリーベットでベット額が戻るかどうか(戻るキャンペーンもありますが、ほとんどは戻りません)です。必ず利用規約を確認しましょう。
よくある間違い
元のベットの価値が十分に上がる前にヘッジすると、確定できる利益は小さくなります。オッズが自分に有利な方向へ大きく動くまで待ってからヘッジしましょう。元のベットの価値が上がるほど、確定できる利益も大きくなります。
ヘッジ側のブックメーカーのマージンは、確定利益を削ります。複数のブックメーカーを比べて、最も良いヘッジオッズを探しましょう。ヘッジオッズが少し良くなるだけでも、確定できる利益が大きく増えることがあります。
不安だからという理由だけでヘッジしてはいけません。まずは計算しましょう。ベットをそのままにしておくほうが、ヘッジで確定する利益より期待値が高いこともあります。ヘッジするのは、数字が裏付けているときだけにしましょう。
ヘッジ額を間違えると、結果によって払戻金に差が出ます。正確なヘッジ額は必ず計算機で求めましょう。わずかな誤差でも、片方の結果では確定利益が確定損失に変わってしまうことがあります。
よくある質問
ベットはいつヘッジすべきですか?
元のベットの価値が大きく上がり、ヘッジで確定できる利益が十分な額になったときです。よくあるのは、アウトライト(優勝予想)でベットしたチームが決勝に進んだとき、パーレーで最後の選択以外がすべて的中したとき、ライブベットでオッズが自分に有利な方向へ大きく動いたときです。
ヘッジすれば必ず利益が出ますか?
ヘッジで確定するのは結果の金額であって、必ずしも利益ではありません。元のベットに比べてヘッジオッズが悪ければ、確定する金額がわずかな損失になることもあります。それでも、元のベットをまるごと失うよりは小さな損失で済みます。確定する払戻金は計算機で正確に確認できます。
パーレーをヘッジできますか?
できます。最後の選択以外がすべて的中している場合は、元のパーレーのベット額とパーレー全体のオッズを元のベットとして入力し、最後の選択の反対側のオッズをヘッジオッズとして入力します。利益を確定させるための正確なヘッジ額が表示されます。
ヘッジとアービトラージの違いは何ですか?
アービトラージは、オッズの差を利用して、すべての結果に同時にベットし利益を確定させる手法です。ヘッジは、すでにあるベットの後から2つ目のベットを入れて、積み上がった価値を確定させる手法です。アービトラージは先手を打つもの、ヘッジは状況に応じて後から打つものです。
ヘッジすべきか、そのままにすべきか?
リスク許容度と期待値次第です。ヘッジで確定する利益が、ベットをそのままにした場合の期待値に近いなら、わずかなEVと引き換えに分散をなくせます。そのままにした場合のEVのほうがずっと高いなら、結果を待つか、一部だけヘッジすることを検討しましょう。
一部だけヘッジすることはできますか?
できます。計算機が示すヘッジ額を全額使う代わりに、ヘッジ側に少なめの額をベットすることもできます。その場合、払戻金は均等になりません。元のベットが的中すれば利益は大きく、ヘッジ側が的中すれば利益は小さく(またはわずかな損失に)なります。一部だけヘッジすれば、価値の一部を確定させつつ、上振れの余地も残せます。
ヘッジベットは合法ですか?
ヘッジベットは1社または複数のブックメーカーでの通常のベットなので、それらのブックメーカーでのベットが法的に認められていれば、ヘッジも合法です。異なるブックメーカーで同じイベントの両サイドにベットすることを禁じるルールはありません。ヘッジばかりしているアカウントを制限するブックメーカーもありますが、行為自体はただのベットです。
サッカーのような3択のベットはどうヘッジしますか?
ヘッジのベットを2つ、引き分けと相手チームに1つずつ入れる必要があります。どの結果になっても目標の払戻金になるよう、結果ごとに必要なベット額を計算します。1つではなく2つの結果をカバーするので、2択のヘッジよりコストがかさみます。そのため3択のヘッジは、元のベットの価値が大きく上がっているときに最も効果を発揮します。
複数の選択が残っているパーレーもヘッジできますか?
できますが、複雑になります。2つの選択が残っている場合、競技によっては実質的に2通りまたは4通りの結果をヘッジすることになります。最も簡単なのは、残りが1つになるまで待ってから、その反対側に1回だけヘッジする方法です。複数の選択が残った状態でどうしてもヘッジするなら、パーレーの現在の期待値を計算し、最も起こりやすい負けパターンから先にヘッジしましょう。
キャッシュアウトとヘッジ、どちらが得ですか?
ほとんどの場合、手動でヘッジしたほうが多くのお金が戻ってきます。ブックメーカーはキャッシュアウトの提示額に5〜15%のマージンを組み込んでいるので、ポジションを市場価値より安く売ることになります。キャッシュアウトが理にかなうのは、ベット額が小さすぎて手間に見合わないとき、他のブックメーカーにヘッジできるマーケットがないとき、展開の速いライブで即座に動く必要があるときだけです。
アウトライト(優勝予想)のベットはどうヘッジしますか?
アウトライトのポジションの価値が上がるのを待ってから、現在のオッズで反対の結果にベットします。たとえば、+2000で優勝予想にベットしたチームが決勝に進み、相手チームのオッズが+150だとします。計算機で希望する利益を確定させる正確なベット額を求め、相手チームにヘッジしましょう。待つほど(試合が近づくほど)、ヘッジの精度は上がります。
ヘッジ計算機はデシマルオッズでも使えますか?
使えます。当サイトのヘッジ計算機は、アメリカン、デシマル、フラクショナルのどの形式にも対応しています。どの形式でも計算の中身は同じです。デシマルの3.00は、アメリカンの+200、フラクショナルの2/1と同じです。ブックメーカーで表示されている形式のままオッズを入力すれば、計算機が自動で変換します。
フリーベットやボーナスベットはどうヘッジしますか?
フリーベットはできるだけ高いオッズに使い、反対側を現金でヘッジします。ほとんどのフリーベットは利益だけが払い戻され、ベット額は戻らないので、計算ではその点を考慮する必要があります。フリーベットはアンダードッグに、現金のヘッジは本命に使いましょう。見つけられるオッズにもよりますが、フリーベットの額面の約70〜80%を確実な現金に換えられるのが目安です。
プロのヒント:ヘッジオッズはブックメーカーを比べて探す
ヘッジ側のオッズが、そのまま確定利益を左右します。ヘッジ側のオッズが-150から-140に変わるだけでも、確定する払戻金ははっきり増えます。ヘッジする前に、必ず複数のブックメーカーでオッズを比べましょう。当サイトの アービトラージ計算機 を使えば、各ブックメーカーの中から最も有利なオッズを見つけられます。